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映画『トイレット』の登場人物&相関図

トイレット


やりたいことをやる、
それはとても大切なこと。

 

映画、「トイレット」について、
イラストで分かりやすく紹介します!

 

 基本情報 & あらすじ



 英題:Toilet
 監督:荻上 直子
 脚本:荻上 直子
 国 :日本/カナダ
 公開:2007年9月22日(日)
 時間:106分
 原案:荻上 直子 「モリオ」
 音楽:-
 

あらすじ_
プラモデルオタクのレイ(アレックス・ハウス)、引きこもりピアニストの兄モーリー(デヴィッド・レンドル)、エアギターで自己実現のアイデンティティーを保っている大学生の妹リサ(タチアナ・マズラニー)の三兄弟は、人生は退屈の繰り返しに耐えることだと信じて疑わなかった。しかし、生前母親が日本から呼んだばーちゃん(もたいまさこ)との日々を過ごす中で、三兄弟の心に少しずつ変化が起こり始める。出典元

 

 登場人物 & 相関図

ボーイ

3兄妹みんな個性があるね!

映画トイレット相関図

こぼれ話 & ネタバレ感想

映画の中では、アメリカということになっていましたが、実際の撮影はカナダのトロントで撮影されました。
役者さんもカナダ出身の方がほとんどです。

6年ほどアメリカに留学していた荻上監督は、「北米で映画を作る!」とずっと思っていたそうです。
その願いが叶った作品でもあります。

独特のテンポで流れる映画です。
大きく何かが出来事があるというわけではないけれど、それぞれが少しずつ変わっていって、本来の自分を取り戻したような。その中でも特にモーリーは、良い方向へ向かっているのではないでしょうか。

3兄弟妹とも皆もちろん好きなのですが、ボクは特に次男レイの職場の同僚アグニが好きです。
初めは変わっているヤツと思っていましたが、ひょうひょうとしていて、ブレなくてなんだかいいなぁと思うのです。

最後の瞬間は、不謹慎かもしれませんがちょっとクスリと笑ってしまうラストでした。
シュールで不思議な、でもちょっと元気をもらえるそんな映画です。

北米と餃子なんて、とってもミスマッチだけれど、映画を見た後やっぱり不思議と餃子を食べたくなったのでした。

 

 出演者一覧

ばーちゃん役

もたい まさこ(Masako Motai)

もたい まさこ(Masako Motai)ばーちゃん役
もたい まさこの経歴は?👤
1952年10月17日東京都渋谷区出身。女優。
1979年、渡辺えりらと「劇団3○○(さんじゅうまる)」を結成。独特のキャラクターで注目を集める。

もたい まさこの役柄は?🍿
3兄弟の母方の母、ばーちゃんを演じています。
モーリーたち3兄弟の”母”がまだ幼い頃に生き別れに。母が亡くなる前にアメリカへ呼び寄せられ、3兄弟のこの家へやって来ました。英語は話せず、話しかけられても言葉を発しないので、何を考えているのか分かりません。でも時々、ふっと微笑んだりします。
毎朝トイレに篭り、トイレから出てはため息をついているので、レイからは不思議がられていました。
ちなみに、ばーちゃんとレイが食べた餃子は、実際はフードスタイリストの飯島奈美さんが作ったもので、とっても美味しかったとのことです。もたいさん曰く、セリフが少なかったので、撮影はとても楽だったとか!(笑)

もたい まさこの他の映画出演作は?🎬
『かもめ食堂』『めがね』『プール』『ALWAYS 三丁目の夕日』『それでもボクはやってない』

モーリー(長男)役

デイヴィッド・レンドル(David Rendall)

デイヴィッド・レンドル(David Rendall)モーリー(長男)
デイヴィッド・レンドルの経歴は?👤
1986年カナダ/トロント出身。絵描き・俳優監督・脚本家。
16歳で舞台デビュー。『トイレット』で映画本格デビュー。

デイヴィッド・レンドルの役柄は?🍿
3兄弟の、長男のモーリーを演じています。
とても繊細な性格。ピアニストでしたが、パニック障害を患い4年間自宅に引きこもっています。
ある日、物置にあった古いミシンを見つけ、スカートを作ります。この時、布を買う為にばーちゃんにお金も借り、ミシンも使えるようにしてもらいました。なぜばーちゃんがそんなにお金を持っているのかは、気になるところですが!
自分で作ったそのスカートを履いて、ずっと弾けなかったピアノを弾いて、レイとリサを驚かせました。そうして少しずつ前向きになっていくモーリーの姿を見ると、思わず応援したくなります。覚醒した(?)モーリー格好よかったですね!

レイ(次男)役

アレックス・ハウス(Alex House)

アレックス・ハウス(Alex Houseレイ(次男)
アレックス・ハウスの経歴は?👤
1986年12月11日カナダ/トロント出身。俳優・DJ。
友人の母の紹介で子役として活躍。テレビドラマシリーズ『todd and the book of pure evil』で主役を演じる。『Total Frat Movie』では、本作のビリー役のスティーブン・ヤフィーと友達役で出演している。

アレックス・ハウスの役柄は?🍿
3兄弟の、次男のレイを演じています。
とても真面目でしっかり者な性格。ばーちゃんが来た当初は、本当に自分たちのおばあちゃんなのか疑っていました。企業の研究室で働いており一人暮らしをしていましたが、火事に合ってしまった為大切なロボットとともに実家に帰ります。
ちなみに同じ服を毎日着ているようですが、ただ何着も持っているだけ、とのこと!

アレックス・ハウスの他の映画出演作は?🎬
『Nonsense Revolution』『Long Branch』『Total Frat Movie』

リサ(長女)役

タチアナ・マスラニー(Tatiana Maslany)

タチアナ・マスラニー(Tatiana Maslany)リサ(長女)役
タチアナ・マスラニーの経歴は?👤
1985年9月22日カナダ/サスカチュワン州レジャイナ出身。女優。
ミュージカル『オリバー!』に9歳でデビュー。

タチアナ・マスラニーの役柄は?🍿
3兄弟の末っ子、長女のリサを演じています。
はっきりとモノを言うちょっと気の荒い性格。出かける前にレイに「どっちの靴がいい?」と聞きますが、レイが選んだ方ではない靴を履いたりします。
同じゼミの男子生徒と良い感じの仲になっていましたが、レイのことをバカにされた為、悪態をついてレイを連れて一緒に家に帰ります。そんな風に、一見仲良くないように見えて、実は兄想いな末っ子なのです。
そしてなぜだかエアギターにハマってしまいます。でも楽しそうでしたね!

タチアナ・マスラニーの他の映画出演作は?🎬
『ゴースト・ハウス』『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』『君への誓い』『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』』

アグニ役

ゲイブ・グレイ(Gabe Grey)

ゲイブ・グレイ(Gabe Grey)アグニ役
ゲイブ・グレイの経歴は?👤
1982年10月1日パキスタン/カラチ出身。俳優。
エンドロールでは”Gabriel Gray”となっていましたが、”Fuad Ahmed”としてなど使い分けているようです。

ゲイブ・グレイの役柄は?🍿
次男レイの職場の同僚、アグニを演じています。
レイに負けず劣らずのロボットオタクで、かなりの数のロボットフィギアを持っています。
ちょっと変わったヤツではありますが、日本のトイレのことを知っていたりアドバイスをしたり、実は(?)レイの良き友達。
自分だけ本当の兄弟ではないと落ち込んだレイに対して「それがどうしたの?今は本当の家族でしょう。」とあっさり言うところが好きです。

ゲイブ・グレイの他の映画出演作は?🎬
『Beeba Boys』『Hellmington』『Becoming Burlesque』

ビリー役

スティーブン・ヤフィー(Steven Yaffee)

スティーブン・ヤフィー(Steven  Yaffee)ビリー役
スティーブン・ヤフィーの経歴は?👤
1986年7月28日カナダ/トロント出身。俳優。プロデューサー。

スティーブン・ヤフィーの役柄は?🍿
リサと同じゼミの男子生徒、ビリーを演じています。
リサが「詩が素敵だった」と褒めても「当たり前だ」と答えて鼻で笑う傲慢な性格です。
リサの兄だと知らなかったとはいえ、レイのことをボロクソに言っていました。もちろん、リサが悪態をついて去りましたが。リサ、グッジョブ!!

スティーブン・ヤフィーの他の映画出演作は?🎬
『Growing Op』『unrivaled』『Total Frat Movie』

バス停の謎の女性役

サチ・パーカー(Stephanie Sachiko Parkere)

サチ・パーカー(Stephanie Sachiko Parkere)
サチ・パーカーの経歴は?👤
1956年9月1日アメリカ/ロサンゼルス出身。女優。母は女優のシャーリー・マクレーン。
幼少期をアメリカ、その後日本、そしてスイスやイギリスで過ごす。大学卒業後はフライトアテンダントをしていたが、ハリウッドの俳優学校に入学し女優を志す。『バートレイノルズのスティック』で映画デビュー。

サチ・パーカーの役柄は?🍿
バス停にいる謎の女性を演じています。
ばーちゃんが座っているベンチの横に座り「一緒に待ってあげてもいいわよ」という謎の女性です。本当に謎の女性です。どうしてバス停に座っているのか?何か物語がありそうで、とても気になります。

サチ・パーカーの他の映画出演作は?🎬
『西の魔女が死んだ』『バック・トゥ・ザ・フューチャー 』

 原作『モリオ』を読む

映画『トイレット』の元となる原案作品が、小説『モリオ』なの!
読めばより一層、映画のことが分かるかもしれません。

マミィ


 荻上直子監督について

荻上直子(Naoko Ogigami)

 

1972年千葉県生まれ。監督・脚本家。

千葉大学工学部画像工学科卒業後、1994年から2000年まで渡米し、南カリフォルニア大学大学院映画学科で学ぶ。
荻上監督自身は、朝起きれなかったり、料理があまり得意ではないとのことで、映画で描いているのは、”自分のあこがれなんだと思う”と語ってらっしゃいました。

 

『バーバー吉野(2003)』
『恋は五・七・五!(2005)』
かもめ食堂 (2006)
『めがね (2007)』
『トイレット(2010)』
『レンタネコ(2012)』
『彼らが本気で編むときは、(2017)』