映画『めがね』の登場人物&相関図

めがね


大切なのは、
あせらないこと。

 

海の波の音が心地よく、終始不思議な時間が流れ、
観ながらそのまま眠りに入りそうになるほど、穏やかな気持ちになります。

そんな映画、「めがね」について、
イラストで分かりやすく紹介します!

 基本情報 & あらすじ



 監督:荻上 直子
 脚本:荻上 直子
 国 :日本
 公開:2007年9月22日(日)
 時間:106分
 原作:ー
 歌 :大貫 妙子 「めがね」

あらすじ_
海辺の小さな町にやって来たタエコ(小林聡美)は、素朴で小さな宿・ハマダに到着。宿の主人・ユージ(光石研)とその愛犬、さらには不敵なほほ笑みをたたえた女性・サクラ(もたいまさこ)らに出会う。何日かを過ごしたタエコは、マイペースに明け暮れるハマダでの毎日に違和感を覚え、別の宿へ移る決心をするが……。出典元

 

 登場人物 & 相関図

ボーイ

薬師丸ひろ子さんの異色の存在感…!

映画めがねの相関図

こぼれ話 & ネタバレ感想

舞台となっているは沖縄の上あたり、鹿児島県の”与論島(よろんじま)“です。
民宿ハマダは「ヨロン島ビレッジ」、マリンパレスは「星砂荘」として実際にあります。

「ヨロン島ビレッジ」は、映画の中で観るよりも大きな施設のようです。
とてもゆったりした雰囲気がホームページから感じます。

「星砂荘」は、シュノーケリング、ダイビングなどのマリンスポーツを手配してもらえるそうです。

与論島の観光ガイドサイト
WEB: http://www.yorontou.info/
ヨロン島ビレッジ
WEB: https://yorontouvillage.jp/
星砂荘
WEB: https://www.hoshizunasou.com/

どこか浮世離れしている旅館ハマダと島の様子は、春がくる直前の、ふわっと心と体が浮いてしまいそうな、あの不思議な気持ちを感じます。
そういえば、映画の中のみんなの名前も”春”にまつわる名前が多かったですね。タエコも、もしも桜の”白妙”からきていたとしたら春の名前。それは、こじつけかなぁ。

海をたゆたうように、まろやかでゆったりとした時間が流れていて、ギスギスした日々を過ごしている人に、何も考えないで、ただただ、眺めていてほしいと、そう思う映画です。

小林さん自身も観ていて「寝てもいい映画」と言ったいたそうです。
すーっと眠りに入って、ふと目覚めてもそこに変わらず人がいる安心感を、この映画からは感じます。

中庭での焼肉、茹でた伊勢海老とビール、朝ごはん、どれも美味しそうでした。

 

 出演者一覧

タエコ役

小林 聡美(Satomi Kobayashi)

小林 聡美 (Satori Kobayashi)タエコ役
小林聡美の経歴は?👤
1965年5月24日東京都葛飾区出身。女優・エッセイスト。
1979年、中学2年時に『3年B組金八先生』のオーディションに合格し、生徒役でデビュー。

小林聡美の役柄は?🍿
春先に島にやってくる旅行者、タエコを演じています。
宿の主人ユージの描いた地図に、3年ぶりに迷わないで来たお客さん。ユージ曰く「ここにいる才能がある」とのこと。初めの頃は、人との関わりを遠慮していましたが、徐々に気持ちがほどけていく様子が見えます。
タエコを追いかけてここに来た男性ヨモギから「先生」と呼ばれていること、携帯電話の繋がらない場所に行きたかったと発言したこと、綺麗に揃った網目だと褒められた編み物も「綺麗だけれど、つまらない」と解いてみたりすることから、彼女の過去の生活を少し読み取れる気がします。
勝手な推測ですが、タエコはスランプに陥っている作家で、きっと自分の編んでいる編み物と同じ「綺麗だけれど、つまらない」といったような評価を誰から受けたのだろうと。もっと複雑な事情があるかもしれませんが、とにかく心が疲れてしまって誰とも関わりたくない、という時は誰にでもありますよね。穏やかな時間をすごして、元気になったようでよかったです。

小林聡美の他の映画出演作は?🎬
『かもめ食堂』『プール』『東京オアシス』『紙の月』

サクラ役

もたい まさこ(Masako Motai)

もたい まさこ (Masko Motai)サクラ役
もたいまさこの経歴は?👤
1952年10月17日東京都渋谷区出身。女優。
1979年、渡辺えりらと「劇団3○○(さんじゅうまる)」を結成。独特のキャラクターで注目を集める。

もたいまさこの役柄は?🍿
メルシー体操なるものも考案し、浜辺でかき氷をもてなす中年の女性、サクラを演じています。
タエコが島に来た時も「氷ありますよ」と話しかけています。ユージやハルナからとても信頼を得ており、サクラの”自転車の後ろに乗ること”は皆の憧れのようです。タエコの起床時にはなぜか部屋におり、タエコをとても驚かせました。確かに起きた時に自分を見ている人がいたら、びっくりしてしまいますよね!(笑)
台所であずきを茹でているシーン、なぜだかとてもホッとしました。

もたいまさこの他の映画出演作は?🎬
『かもめ食堂』『プール』『ALWAYS 三丁目の夕日』『それでもボクはやってない』

ユージ役

光石 研(Ken Mitsuishi)

光石 研 (Ken Mitsuishi)ユージ役
光石研の経歴は?👤
1961年9月26日福岡県北九州市八幡西区出身。俳優。
『博多っ子純情』のエキストラのオーディションを友人に誘われて受けたが主役に抜擢されデビュー。

光石研の役柄は?🍿
浜辺の宿「ハマダ」の主人、ユージを演じています。
コージという犬(女の子だったのはびっくりでしたが!)も飼っています。「なんとなく不安になってきて、そこから80mくらい走ったらそこを右」といったような分かりにくい地図を書くことを、自他共に認めています。ちなみに彼の地図を読める人は”ここにいる才能がある”とか。ユージとサクラの関係は、ハルナ曰く「ものすごい関係」とのこと。

光石研の他の映画出演作は?🎬
『あぜ道のダンディ』『カイジ』『アウトレイジ』

ハルナ役

市川 実日子(Mikako Ichikawa)

市川 実日子(Mikado Ichikawa)ハルナ役
市川実日子の経歴は?👤
1978年6月13日東京都出身。モデル・女優。姉はモデル・女優の市川実和子。
1998年、ホンマタカシ監督の短編映画『How to 柔術』で女優としてデビュー。

市川実日子の役柄は?🍿
島の高校の生物の先生、ハルナを演じています。
ちょっと口癖が過激であったりしますが、彼女もまたユージの地図で迷わずここに来たうちの1人でした。サクラの自転車の後ろに乗ったタエコに嫉妬したり、ちょっとだけツンケンしていましたが、なんだかんだで仲良くなります。

市川実日子の他の映画出演作は?🎬
『とらばいゆ』『blue』『嫌われ松子の一生』『めがね』『マザーウォーター』『東京オアシス』『レンタネコ』

ヨモギ役

加瀬 亮(Ryo Kase)

加瀬 亮(Ryo Kase)ヨモギ役
加瀬亮の経歴は?👤
1974年11月9日神奈川県横浜市出身。俳優。
俳優の浅野忠信の付き人からスタートし1年間経験後、現場製作スタッフとして参加しながら2000年に映画『五条霊戦記』でデビュー。

加瀬亮の役柄は?🍿
タエコを追って島にやってきた青年、ヨモギを演じています。
彼もまた迷わずここに来た1人。来たしょっぱなからここに馴染み、黄昏ることに慣れている様子。
タエコのことを「先生」と呼んでいますが、最後まで関係は明かされませんでした。編集者とか、お弟子さんとか色々ありますが、タエコのことを分かっていてここまで来るということは、それなりに関係は長いと思われます。

加瀬亮の他の映画出演作は?🎬
『プール』『アンテナ』『それでもボクはやってない』『重力ピエロ』『アウトレイジ』『インスタント沼』

森下役

薬師丸 ひろ子(Hiroko Yakushimaru)

薬師丸 ひろ子(HIROKO YAKUSHIMARU)森下役
薬師丸ひろ子の経歴は?👤
1964年6月9日東京都港区北青山出身。女優・歌手。
中学1年生の時、『野性の証明』のオーディションで選ばれ、1978年に映画デビュー。
1981年に主演した『セーラー服と機関銃』が大ヒットし、その後もヒット作が続き、日本を代表する女優に。

薬師丸ひろ子の役柄は?🍿
宿「マリンパレス」の主人、森下を演じています。
彼女の宿は午前は農作業をし、午後は勉強に励むというものでした。ずっとにっこりの笑顔が怖かったです…。宿の説明を受けた直後、タエコは一目散に去ります。気持ち、分かります!!

薬師丸ひろ子の他の映画出演作は?🎬
『セーラー服と機関銃』『里見八犬伝』『ALWAYS 三丁目の夕日』

 

 映画『めがね』をじっくり観る

本編の他には、
「もうひとつのめがね「メルシー体操 完全版」「めがねの休日」「朝のたそがれ」といった特典映像も入っています。
大切に手元に置いておきたい作品です。


 荻上直子監督について

荻上直子(Naoko Ogigami)

 

1972年千葉県生まれ。監督・脚本家。

千葉大学工学部画像工学科卒業後、1994年から2000年まで渡米し、南カリフォルニア大学大学院映画学科で学ぶ。
荻上監督自身は、朝起きれなかったり、料理があまり得意ではないとのことで、映画で描いているのは、”自分のあこがれなんだと思う”と語ってらっしゃいました。

 

『バーバー吉野(2003)』
『恋は五・七・五!(2005)』
かもめ食堂 (2006)
『めがね (2007)』
『トイレット(2010)』
『レンタネコ(2012)』
『彼らが本気で編むときは、(2017)』