「7つの大罪」は、
罪を持つ7人の死で完結する。
とあるベテラン刑事の定年退職まであと7日。
そんな中、発生したおぞましい連続猟奇殺人事件。
モチーフにされているのは「7つの大罪」。
その意味とは…?そして、犯人の目的とは…?
そんな映画「セブン」についてイラストで分かりやすく紹介します!
- キャストの名前と役名を知りたい!
- 監督の他の作品を知りたい!
Contents
基本情報 & あらすじ
現題:Seven
監督:デヴィッド・フィンチャー
脚本:アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
国 :アメリカ合衆国
公開:1995年9月22日 (米)
1996年1月27日(日)
時間:127分
原作:-
–
音楽:ハワード・ショア
あらすじ_
2人の刑事が追うのは、怜悧な頭脳を持つしたたかな連続殺人鬼。男は七つの大罪のいずれかに該当する者を狙い、おぞましい殺人を繰り返していた。そして最後には観る者の心を食い破る、驚愕のクライマックスが待つ。出典元
登場人物 & 相関図
※注意:以下作品の重要な箇所に触れている場合があります
出演者一覧
2人の刑事
ウィリアム・サマセット 役
モーガン・フリーマンの経歴は?👤
1937年6月1日アメリカ合衆国テネシー州出身。
俳優・映画監督・ナレーター。
9歳で小学校の演劇で主役を務め、12歳で州の演劇コンクールで優勝するなど幼い頃から演劇に関わる。
ダンサーやオペラ歌劇団に所属、教育番組への出演などキャリアを重ね、1980年代前半から主役級の役柄を演じるようになる。そして1994年、映画『ショーシャンクの空に』でより注目を浴びる。
モーガン・フリーマンの役柄は?🍿
7日後に定年退職を控えているベテラン刑事、サマセットを演じています。
冷静沈着で物静かな性格。独身。
非常に博学で、事件が七つの大罪をモチーフにしているといち早く気がつく。
犯罪がはびこるこの街に静かに絶望しており、かつてパートナーが妊娠した際には「こんなひどい世の中に子どもを産むのか?」と自問し、パートーナーに出産を諦めさせたことがあります。
夫婦喧嘩の末の殺人事件では、子供が見てショックを受けていないか心配する優しい一面も。
モーガン・フリーマンの他の映画出演作は?🎬
『グローリー』『ドライビング Miss デイジー』『ロビン・フッド』 『許されざる者』『ショーシャンクの空に』『アウトブレイク』『セブン』『アレックス・クロス』シリーズ 『ミリオンダラー・ベイビー』『ウォンテッド』『ダークナイト・トリロジー』 『最高の人生の見つけ方』『インビクタス/負けざる者たち』『RED/レッド』『エンド・オブ・ホワイトハウス』シリーズ 『グランド・イリュージョン』シリーズ
デビッド・ミルズ 役
ブラッド・ピットの経歴は?👤
1963年12月18日アメリカ合衆国オクラホマ州シャウニー出身。俳優・映画プロデューサー。
大学の学位を取得するわずか二週間前に、将来を見据え俳優になることを決意し大学を中退する。働きながら演技を学び、脇役でキャリアを重ねた後、1988年『リック』で映画初主演。
ブラッド・ピットの役柄は?🍿
若手刑事、ミルズを演じています。
妻のトレーシーと2匹の犬と一緒に暮らしています。
刑事として一旗揚げようとしており、妻からは「ここに来ても、朝っぱらから仕事?」と言われるほど、やる気に満ちています。
まだまだ仕事ぶりは甘いものの、若さゆえの瞬発力は抜群。
良く言えば真っ直ぐで情熱的、悪く言えば血の気が多い、サマセットとは正反対の性格。
ブラッド・ピットの他の映画出演作は?🎬
『リック』『テルマ&ルイーズ』『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』『セブン』『12モンキーズ』『ジョー・ブラックをよろしく』『ファイト・クラブ』『ザ・メキシカン』『オーシャンズ11』『オーシャンズ12』『オーシャンズ13』『Mr.&Mrs. スミス『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『それでも夜は明ける』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
2人に関わる人々
警部 役
R・リー・アーメイの経歴は?👤
1944年3月24日アメリカ合衆国カンザス州出身-2018年4月15日(74歳没)。
アメリカ海兵隊軍人・俳優。
10代の頃は札付きの不良だったが、2度目の少年審判で、軍入隊か刑務所服役かのいずれかの処分を選択させられ、17歳で海兵に入隊する。1972年に名誉除隊後、PTSDを発症しながらも沖縄で4年ほどパブを経営。その後、フィリピン・マニラ大学で犯罪学と演劇を学ぶ。
R・リー・アーメイの役柄は?🍿
サマセットとミルズの上司、警部を演じています。
1つ目の事件で「これは始まりだ」と言ったサマセットに対し「考えすぎだ」と言って信じていませんでした。ですが、長年一緒に仕事をしている間柄からか「この仕事は君の天職だろ」とサマセットの実力を信頼しています。
R・リー・アーメイの他の映画出演作は?🎬
『フルメタル・ジャケット』『ミシシッピー・バーニング』『セブン』『デッドマン・ウォーキング』『トイ・ストーリー』シリーズ『テキサス・チェーンソー』シリーズ
トレイシー・ミルズ 役
グウィネス・パルトローの経歴は?👤
1972年9月27日アメリカ合衆国ロサンゼルス出身。
歌手・女優・「Goop」創業者兼CEO。
プロデューサーの父ブルース・パルトローと女優の母ブライス・ダナーのもと生まれる。
カリフォルニア大学サンタバーバラ校を中退後、女優業へ。
1991年、映画『過ぎゆく夏』で映画デビュー。
グウィネス・パルトローの役柄は?🍿
ミルズの妻、トレイシーを演じています。
元小学生教師。
高校生の時にデイヴィットと出会い、初めてデートをした時から結婚すると思っていました。デイヴィットとは夫婦仲良く過ごしていますが、子供を身ごもったことは言いだせずにいます。
越してきたこの街が大嫌い。
グウィネス・パルトローの他の映画出演作は?🎬
『セブン』『ハードエイト』『Emma エマ』『大いなる遺産』『恋におちたシェイクスピア』『リプリー』『愛しのローズマリー』『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』『抱擁』『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』『恋愛上手になるために』『アイアンマン』シリーズ 『トゥー・ラバーズ』『カントリー・ストロング』『コンテイジョン』『アベンジャーズ』シリーズ
その他の人々
サンティアゴ医師 役
レグ・E・キャシー ( Reg E. Cathey )
第1の殺人事件で検視をした黒人の男性。
FBI捜査官 役
マーク・ブーン・Jr. ( Mark Boone Junior )
サマセットから裏金を受け取り、「7つの大罪」に関する本を多く借りている人物のリストを渡した髭面の男性。
べアーズリー医師 役
リチャード・ポートナウ ( Richard Portnow )
第3の殺人事件で治療をした白人の男性。
マーティン・タルボット検事 役
リチャード・ラウンドトゥリー ( Richard Roundtree )
この事件を担当している黒人の男性。マスコミ取材にも対応しています。
マーク・スワー弁護士 役
リチャード・シフ ( Richard Schiff )
ジョン・ドゥの弁護士。蝶ネクタイをしている男性。
ジョン・ドゥの申し出を警察に伝え、受け入れられないのなら精神異常を主張、受け入れれば罪を認めるということも伝えました。
事件に関わる人々
ジョン・ドゥ 役
ケヴィン・スペイシーの経歴は?👤
1959年7月26日アメリカ合衆国ニュージャージー州サウスオレンジ出身。俳優・監督・プロデューサー・脚本家・歌手。
ノースリッジ軍人学校退学後、高校生で俳優を志す。スタンダップ・コメディアンとして活動後、1981年に舞台デビュー。
ちなみにモノマネが得意だそうで、アル・パチーノ、クリストファー・ウォーケンなどのモノマネを披露したことがある。
2017年にケヴィン・スペイシーへの告発が相次いで以来、表舞台からは遠ざかっている。
ケヴィン・スペイシーの役柄は?🍿
犯人を名乗る謎めいた男、ジョン・ドゥを演じています。
この猟奇殺人事件の犯人で、自分は神に選ばれし者であると信じています。
全ての指の指紋を剥いでおり、借金や仕事の経歴など手がかりになるものはありません。不気味なほど淡々と話をしますが、罪人や世の中の不条理に対して声を荒げる一面も。
サマセットの分析通り、入念で緻密で我慢強い人物。彼の部屋には、小さな文字でページいっぱいにみっちりと書かれた250ページのノートが2000冊も発見されました。
実はUPIの新聞記者に変装し、3.怠惰(SLOTH)の事件捜査に向かったサマセットとミルズに会っています。
ケヴィン・スペイシーの他の映画出演作は?🎬
『ユージュアル・サスペクツ』『アウトブレイク』『セブン』『評決のとき』『L.A.コンフィデンシャル』『アメリカン・ビューティー』『ペイ・フォワード 可能の王国』『ビヨンド the シー 夢見るように歌えば』『スーパーマン リターンズ』『ヤギと男と男と壁と』『モンスター上司』『モンスター上司2』『メン・イン・キャット』『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』
事件被害者と被害者周辺
※罪状については、ジョン・ドゥの言い分です。
1.暴食(GLUTTONY)
罪人:巨漢の男 役/ボブ・マック ( Bob Mack )
人物:1番最初の犠牲者の男性で、驚くほどの巨漢。
死因:12時間以上も延々とスパゲッティを食べさせられ、さらに犯人に蹴られ内臓破裂し死亡。
罪状:満足に立つこともできずそのまま人前に出れば誰もがあざ笑い、食事中に見れば食欲は消え失せるため。
2.強欲(GREED)
罪人:グールド弁護士 役/ジーン・ボルカン ( Gene Borkan )
人物:2番目の被害者の男性で、かなり稼いでいた弁護士。
死因:土曜日から月曜日にかけてじっくりと体のどの肉を削ぎ落とすか選ばされ、包丁でお腹の肉を削ぎ落とし死亡。
罪状:強欲に金を稼ぐためにありとあらゆる嘘をつき、人殺しや強姦魔を街に放していたため。
◎グールド夫人 役/ジュリー・アラスコグ ( Julie Araskog )
グールド弁護士の妻。
夫の訃報に意気消沈しながらも、事務所に飾ってある絵が逆さまなことに気がつきました。
3.怠惰(SLOTH)
罪人:麻薬中毒の元犯罪者 役/マイケル・リード・マッケイ ( Michael Reid MacKay )
人物:3番目の被害者の男性で、元犯罪者。名前は、ビクター(本名はアラン)。
本人の経歴は、厳格な南部バプティズム(洗礼)で育ちましたが、どこかで道を誤り、麻薬・強盗・少女暴行で短期間の服役。そのビクターの弁護を担当したのが、グールド弁護士でした。
状態:グールド弁護士の事務所から発見された絵画裏の「HELP」の文字の指紋から犯人と思われましたが、監禁されベッドに縛り付けられた状態で発見。その姿は1年という長い間監禁され続け脳は軟化、左手首と舌は切られており、生存してはいるものの、光を当てたら死んでしまうほど心身ともに限界な状態でした。
罪状:腐ったヤク中野郎であったため。
4.肉欲(LUST)
罪人:娼婦 役/ジェニファー・ミューラー ( Jennifer Mueller )
人物:4番目の被害者の女性で、娼婦。
死因:股間に刃物の付いたディルドを性器に挿入され、死亡。
罪状:性病持ちであったため。
◎ワイルド・ビル 役/マーティン・セレン ( Martin Serene )
ワイルド・ビル皮革店の店主。
ジョン・ドゥから依頼されて刃物の付いたディルドを製作。ジョン・ドゥのことは、変わった芸人だと思っていました。
◎マッサージ店の受付係/マイケル・マッシー ( Michael Massee )
4番目の殺害現場となるマッサージ店の受付。
お店に入るには必ず受付の前を通らなければならないため、不審な人物がいなかったかどうかの事情聴取をミルズから受けていました。
◎被害者の男 役/リーランド・オーサー ( Leland Orser )
被害者の娼婦と同じ部屋で震えていた男性。
股間に刃物の付いたディルドを無理やり履かせられ、銃を突きつけられながら娼婦と性行為を強要されました。あまりの恐怖から、サマセットとの事情聴取中も震えていました。
5.高慢(PRIDE)
罪人:モデル 役/ハイジ・シャンツ ( Heidi Schanz )
人物:5番目の被害者の女性で、美しい顔のモデル。名前は、レイチェル・シェード。
死因:自慢の美しい顔を切り裂かれ、右手に持たされた電話機で助けを呼ぶことをせず、左手に持たされた睡眠薬を飲み死亡。
罪状:心が醜くて、見かけだけでしか生きられないため。
6.嫉妬(ENVY)
罪人:ジョン・ドウ 役/ケヴィン・スペイシー( Kevin Spacey )
人物:調べても何の情報も出てこない、犯人を名乗る謎の男。
死因:妻と子供を殺害され憤怒したミルズに銃で頭を撃ち抜かれ死亡。
罪状:美しい奥さんがいて子供も誕生する予定のミルズへ強い嫉妬を抱いたため。
7.憤怒(WRATH)
罪人:デビッド・ミルズ 役/ブラッド・ピット( Brad Pitt )
人物:純粋で血の気の多い、若手刑事の男性。
状態:生存してはいるものの、刑事としてはあるまじき行為(感情に任せて無抵抗の人間を射殺)をし逮捕+妻と子供を殺害され廃人状態に。
罪状:愛する妻と子供(ミルズ本人は存在知らなかった)を殺害され、憤慨しジョン・ドウを射殺したため。
映画『セブン』をもっと知る
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デヴィッド・フィンチャー 監督について
1962年8月28日アメリカ合衆国コロラド州デンバー市出身。
映画監督。
10代から映画を撮り始める。
1986年、映像制作会社「Propaganda Films」を設立し、マドンナ、ジョージ・マイケル、エアロスミス、ローリング・ストーンズなどのミュージック・ビデオや、CMを手掛ける。
1992年『エイリアン3』で映画監督デビュー。1995年、映画『セブン』で注目を集める。
左目の視力が弱く、オッドアイである。父は『ライフ』誌の記者であったジャック・フィンチャー。
デヴィッド・フィンチャー監督の他の作品は?
『エイリアン3 ( 1992 )』
『セブン ( 1995 )』
『ゲーム ( 1997 )』
『ファイト・クラブ ( 1999 )』
『パニック・ルーム ( 2002 )』
『ゾディアック ( 2007 )』
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生 ( 2008 )』
『ソーシャル・ネットワーク ( 2010 )』
『ドラゴン・タトゥーの女 ( 2011 )』
『ゴーン・ガール ( 2014 )』
『Mank/マンク ( 2020 )』
『ザ・キラー ( 2023 )』