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映画『ジュリー&ジュリア』の登場人物&相関図

映画『ジュリー&ジュリア』』


1つの映画で2度おいしい?
キッチンで重なる2つの時代のものがたり。

 

 基本情報 & あらすじ



 原題:Julie&Julia
 監督:ノーラ・エフロン
 脚本:ノーラ・エフロン
 国 :アメリカ合衆国
 公開:2009年 8月7日(米)
    2009年12月12日(日)
 時間:123分
 原作:ジュリー・パウエル
    ジュリア・チャイルド
 歌 :-

あらすじ_
1949年、ジュリア(メリル・ストリープ)は外交官の夫の転勤でパリにやって来る。そこで食に目覚めた彼女は名門料理学校ル・コルドン・ブルーのプロ養成コースに通い、やがて料理本を執筆するまでになる。その50年後、ジュリー(エイミー・アダムス)はジュリアの524のレシピを1年で制覇し、ブログに載せるという無謀な計画を実行する。出典元

 

 登場人物 & 相関図

ボーイ

2002年と1949年の2つの時代のお話だよ!

映画『ジュリー&ジュリア』の相関図

こぼれ話 & ネタバレ感想

「フランスの家庭料理と言えば?」
と聞かれたら何が思い浮かぶでしょうか?

ボクの中でフランス料理は、やっぱりお高いイメージがあるのですよね。
でも調べてみると、意外と作って食べているものがありました!

・キャロット・ラペ
・ラタトゥイユ
・ポトフ
・キッシュ

などなど。
キッシュはパイ生地を使うので少々面倒くささもありますが、
ポトフは冬の定番ですし、意外と簡単に作れるものもあるのですよね!

物語は1900年代のフランスと2000年代のアメリカを行き来しながら進んでいき、
1つの映画で2度おいしい作品になっています。

ジュリアが「可愛い人」と言っていたように、ジュリーはとっても天真爛漫でチャーミングという言葉がよく似合います。ボクが特に好きなシーンは、フランス語でしゃべっていると思っておもいっきり英語で話していたところ。
そんなジュリア・チャイルドさんの人生を、もっと掘り下げて観てみたかったなぁと。映画だけでは語られていないことがたくさんあると思うので、自分でももっと調べて知りたいなと思いました。

“ジュリアがジュリーを不快に思っていること”は現実でもあったことで、
それを綺麗事で終わらせず、映画の中でもしっかりと描かれていたことが個人的に好印象でした。

ジュリーがジュリアに嫌われた理由は、”(言葉の)ジェネレーションギャップ”とも言われています。
映画の中でジュリーも「汚い言葉を使って痛から嫌われた?」とFワードを連発していたことが原因かも?と思っている様子。

ブログは誰かが見ており楽しませるために、ちょっと表現を誇張してしまったりすることもあると思いますが、
「汚い言葉を使いながら料理をして、彼女は何を学んだの?食べてくれる人のことを考えて作っていたの?」そういったことをジュリアさんは思っていたかもしれませんね。特にジュリアさんはお嬢様育ちでもありますし…。

ただ、ジュリアは料理学校のマダム・ブラッサールのことを「この世でただ1人、我慢できない人」と言っていたことから、そんなに簡単に人を嫌う性格ではないとは思います。

それでも、
バターのよい香りが観ているこちらまで漂ってきそうなこの映画の、ジュリアが料理している姿とジュリーが食べている姿を観て、ボクは素直にジュリアのレシピを作ってみたいとそう思いました。
特にいつか映画に出てきた牛肉の煮込み”ブフ・ブルギニョン”をじっくり作ってみたい!休日にワインを飲みながら、じっくりのんびりと。

 

 出演者一覧

2002年 NEWYORK
ジュリーの時代

ジュリー・パウエル役

エイミー・アダムス(Amy Adams)

エイミー・アダムス (AMY LOU ADAMS)/ジュリー・パウエル役
エイミー・アダムスの経歴は?👤
1974年8月20日イタリアヴェネト州ヴィチェンツァ出身。女優。
高校生時代からバレリーナを目指していたが断念し、ダンサーとして活動する。1999年『わたしが美しくなった100の秘密』で映画デビュー。

エイミー・アダムスの役柄は?🍿
365日で524のレシピ作りブログに書くことに挑戦する、ジュリー・パウエルを演じています。
夢は作家になることでしたが、保険の相談窓口の対応に追われる日々を過ごしています。学生時代の友達とのランチも、マウンティングされて気分は沈むばかり。
友達のうちの1人アナベルがブログを始めたと聞いて、自分も料理のブログを書くことにし、徐々に話題になっていきます。
ジュリー・パウエルさん本人は、映画の中の自分は”実際の自分とはかなり違う”と、映画は綺麗にまとめられているという感じのニュアンスで語ってらっしゃいました。

エイミー・アダムスの他の映画出演作は?🎬
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『魔法にかけられて』『ダウト〜あるカトリック学校で〜』『her/世界でひとつの彼女』

エリック・パウエル役

クリス・メッシーナ(Chris Messina)

クリス・メッシーナ (CHRIS MESSINA)/エリック・パウエル役
クリス・メッシーナの経歴は?👤
1974年8月11日アメリカ合衆国ニューヨーク州出身。俳優。

クリス・メッシーナの役柄は?🍿
ジュリーの夫、エリック・パウエルを演じています。
1度ジュリーと喧嘩をして家を出ますが、穏やかな性格でポジティブな旦那さんです。

クリス・メッシーナの他の映画出演作は?🎬
『それでも恋するバルセロナ』『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』

サラ役

メアリー・リン・ライスカブ(Mary Lynn Rajskub)

メアリー・リン・ライスカブ (MARY LYNN RAJSKUB)/サラ役
メアリー・リン・ライスカブの経歴は?👤
1971年6月21日アメリカ合衆国ミシガン州出身。女優・コメディエンヌ。
“Girls Guitar Club” というコンビを組んでおり、コメディ劇場でギターを使ったネタを披露している。アメリカの人気テレビドラマ『24』のクロエ・オブライエン役として知られている。

メアリー・リン・ライスカブの役柄は?🍿
ジュリーの友達、サラを演じています。
サラダ会の友達と異なり、マウンティングなどしないジュリーのよき相談相手。ジュリーが料理する時も手伝ってくれます。ジュリーとエリックの夫妻を「理想の夫婦」と言っていました。

メアリー・リン・ライスカブの他の映画出演作は?🎬
『キューティ・ブロンド/ハッピーMAX』『リトル・ミス・サンシャイン』『キングス・オブ・サマー』

アマンダ・ヘッサー役

アマンダ・ヘッサー(Amanda Hesser)

アマンダ・ヘッサー(Amanda Hesser)
アマンダ・ヘッサーの経歴は?👤
1971年12月31日アメリカ合衆国ペンシルベニア州出身。
フードライター・編集者・料理本著者・起業家。
1997年よりニューヨークタイムズのフードレポーターとして雇われる。

アマンダ・ヘッサーの役柄は?🍿
ジュリーの家に取材に訪れる、アマンダ・ヘッサーを演じています。
実際にニューヨークタイムズのレポーターで、ご本人役で出演されています。

アマンダ・ヘッサーの著書は?📗
アマンダの恋のお料理ノート

1949年 PARIS
ジュリアの時代

ジュリア・チャイルド役

メリル・ストリープ(Meryl Streep)

メリル・ストリープ (MERYL STREEP)/ジュリア・チャイルド役
メリル・ストリープの経歴は?👤
1949年6月22日アメリカ合衆国ニュージャージー州出身。女優。
イェール大学演劇大学院を卒業後、舞台俳優としてキャリアをスタートする。1977年『ジュリア』で映画デビュー。絶対音感の持ち主で、様々な訛りのある英語やを巧みに操れることから、「訛りの女王」と呼ばれる。

メリル・ストリープの役柄は?🍿
アメリカ人の主婦のためのフレンチレシピ本作りに奮闘する、ジュリア・チャイルドを演じています。
天真爛漫で食べることが大好きで、料理をしている時もとっても楽しそうでしたね。
実際の映像を見ると、話し方や動作がとても似ています!そんなふうに楽しそうに料理をする姿が、アメリカ人主婦の方達の心を掴んだと言っても過言ではない気がします。
ジュリアさんの身長は188cmとかなり背の高い方でしたが、演じたメリル・ストリープさんは168cm。映像では背を高く見せる工夫がなされていたのでしょうか。完璧に演じるメリル・ストリープさん、すごいです。
2002年では、まだご存命でジュリーのことを「不快に思っている」ということだけ映画に出ていましたね。

メリル・ストリープの他の映画出演作は?🎬
『クレイマー、クレイマー』『ソフィーの選択』『永遠に美しく…』『マディソン郡の橋』『プラダを着た悪魔』『マンマ・ミーア!』『ダウト〜あるカトリック学校で〜』『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』

ポール・チャイルド役

スタンリー・トゥッチ(Stanley Tucci)

スタンリー・トゥッチ (STANLEY TUCCI)/ポール・チャイルド役
スタンリー・トゥッチの経歴は?👤
1960年11月11日アメリカ合衆国ニューヨーク州出身。俳優・映画監督。
高校時代から演劇クラブに参加する。大学卒業後にブロードウェイデビューを果たした後、1985年『女と男の名誉』で映画デビュー。

スタンリー・トゥッチの役柄は?🍿
ジュリアの夫、ポール・チャイルドを演じています。
外交官であり、芸術家・詩人でもありました。料理に関心の高い家庭で育ったため、洗練した味覚を持っていました。中国・昆明でジュリアに出会い、料理に興味のなかったジュリアはポールのおかげで料理に目覚めます。
彼の言った「僕がパンなら君はバターだ。絶対に必要な存在。」という言葉が良いなぁ、と。ポールがジュリアを見る目に慈しみがあって、お互いを支え合う、本当に素敵なご夫婦でしたね。

スタンリー・トゥッチの他の映画出演作は?🎬
『ターミナル』『プラダを着た悪魔』『ハンガー・ゲーム』『トランスフォーマー』『美女と野獣』』

シモーヌ・ベック役

リンダ・エモンド(Linda Emond)

リンダ・エモンド (LINDA EMOND)/シモーヌ・ベック役
リンダ・エモンドの経歴は?👤
1959年5月22日アメリカ合衆国出身。女優。

リンダ・エモンドの役柄は?🍿
レシピ本の共同制作者、シモーヌ・ベックを演じています。
愛称は、シムカ。ジュリアと初めて会った時も「初めて会った気がしない」と言っており、実際にその後亡くなるまでずっと親友であり続けます。
とてもしっかりした性格で、ルイーゼットとは元々友達同士でしたが、サボりがちなルイーゼットに対してモヤモヤしており、レシピ本の取り分などでもめていました。そのシーンはまるで市場の競りのようで、ちょっとおもしろかったですね。

リンダ・エモンドの他の映画出演作は?🎬
『ジェミニマン』『ファング一家の奇想天外な秘密』『オールド・ボーイ』

ルイーゼット・ベルトレ役

ヘレン・ケアリー(Helen Carey)

ヘレン・ケアリー (HELEN CAREY)/ルイーゼット・ベルトレ役
ヘレン・ケアリーの経歴は?👤
1944年1月13日アメリカ合衆国ボストン出身。女優。

ヘレン・ケアリーの役柄は?🍿
レシピ本の共同制作者、ルイーゼット・ベルトレを演じています。
ジュリアとシムカと開いた料理教室も、すぐに「頭痛がする」と言って診察に行ったり、さぼりがち。レシピ本を書く時も「分量は適当でいいのよ」と大雑把な性格のようです。
ジュリアとシムカが共著で出版した第2巻には、残念ながら彼女の名前はありませんでした。
ですが彼女も『料理の喜び』の著者、イルマ・ロンバウアー(役者フランシス・スターンハーゲン)を引き合わせたりなどの功績(?)も残しています。

ヘレン・ケアリーの他の映画出演作は?🎬
『ラスベガスをぶっつぶせ』『スリーデイズ』

エイビス・デ・ボト役

デボラ・ラッシュ(Deborah Rush)

デボラ・ラッシュ (DEBORAH RUSH)/エイビス・デ・ボト役
デボラ・ラッシュの経歴は?👤
1954年4月10日アメリカ合衆国出身。女優。

デボラ・ラッシュの役柄は?🍿
ジュリアの長年の文通相手、エイビスを演じています。
彼女が編集者のジュディス・ジョーンズおかげで、出版までこぎつくことができました。長い文通期間を経て、初めて会ったシーンはとても感動的でしたね。

デボラ・ラッシュの他の映画出演作は?🎬
『運命のボタン』『グッド・ガール』

ドロシー役

ジェーン・リンチ(Jane Lynch)

ドロシー役ジェーン・リンチ
ジェーン・リンチの経歴は?👤
アメリカ合衆国イリノイ州ドルトン出身。女優・コメディエンヌ・歌手。
大学で演劇の学士を取得。舞台で活躍後、映画にも出演するようになる。アメリカの人気テレビドラマ『glee/グリー』のスー・シルベスター先生役で知られている。

ジェーン・リンチの役柄は?🍿
ジュリアの妹、ドロシーを演じています。
ジュリア同様、とても背が高いです。姉であるジュリアととても仲が良く、明るい性格が似ています。
ジェーン・リンチさんと言えば、『glee』の毒舌なスー先生のイメージが強かったので、今回の役柄はとても新鮮に思えました!(笑)

ジェーン・リンチの他の映画出演作は?🎬
『コラテラル・ダメージ』『40歳の◯貞男』『ジュリー&ジュリア』『宇宙人ポール』

ジュディス・ジョーンズ役

エリン・ディリー(Erin Dilly)

ジュディス・ジョーンズ(Judith Jones)
エリン・ディリーの経歴は?👤
1972年5月12日アメリカ合衆国ミシガン州ロイヤルオーク出身。女優。

エリン・ディリーの役柄は?🍿
ジュリアの本の出版に協力する編集者、ジュディス・ジョーンズを演じています。
ジュリアの文通相手エイビスの推薦で、ジュリアたちの書いたレシピ本を片手に、実際に料理をします。そして「ぜひ出版をしたい!」と声をかけ、ジュリアを喜ばせました。
アンネ・フランクの『アンネの日記』を見つけ出した人物であり、料理本出版界やアメリカの食卓に貢献された方として知られています。
2002年では、ジュリーの家にディナーを食べに行く予定でしたが大雨のため、キャンセルとなってしまいました。

エリン・ディリーの他の映画出演作は?🎬
『Everyday People(2004)』

 映画『ジュリー&ジュリア』をじっくり観る


 ノーラ・エフロン監督について

ノーラ・エフロン(Nora Ephron)

 

1941年5月19日アメリカ合衆国ニューヨーク出身-2012年6月26日(71歳没)。
監督・脚本家。
脚本家の両親の元に育つ。ちなみに姉妹も脚本家の、脚本家一家である。
記者として働いた後、シナリオ・ライターに転進。

 

『恋人たちの予感(1989)』
『めぐり逢えたら(1993)』
『ユー・ガット・メール(1998)』
『奥さまは魔女(2005)』
『ジュリー&ジュリア(2009)』